インフルエンザの予防のまとめと、もしもの時のために
国立感染症研究所の、新型インフルエンザの発生動向調査の結果が毎週末に発表され、テレビやインターネットのニュースでも取り上げられています。
統計では、やはり右肩上がりに感染者は増えて行っています。
インフルエンザのウイルスは、熱く湿った環境より、寒く乾燥した状態に適合し、感染を拡大させます。従来の季節性インフルエンザが冬に流行するのはそのためです。
季節性インフルエンザには、加湿器などで部屋の湿度を上げ、時々窓を開けて部屋の換気をすることも大切な予防ポイントになります。
けれど新型インフルエンザは夏に沖縄でも流行ったように、湿度や気温はあまり関係ないと言われています。
やはり有効で簡単、もちろん出費も抑えられる、うがい手洗い、マスクの着用は季節性、新型問わず、インフルエンザには良い予防方法なのです。
加えて殺菌や消毒のウエットティッシュを携帯したり、感染の多い地域(これは国立感染症研究所ウェブサイトで確認できます)で、むやみに人混みに入り浸らないことや、体力をつけて体の免疫機能を高めることも大事です。
ワクチンを接種できる人は、多少の出費になりますが、現状では副作用の危険より、新型インフルエンザの重症化のリスクの方が大きいのですから、ワクチン接種はしておくべきです。
また、ワクチン接種は季節性インフルエンザと新型インフルエンザでは、違うワクチンが使われるので、両方のワクチンを接種することをお勧めします。
それでもやはり、インフルエンザの感染を100%防げるわけではないのです。
もしもインフルエンザに罹ってしまったら、基礎疾患や健康状態に問題がある場合で無い限り、自宅療養でも大丈夫と厚生労働省は見解を示していますが、幼児や妊婦さん、高齢者など、重症化のリスクの高い人や、どうしても不安な人は、新型インフルエンザの相談窓口に、電話で問い合わせてみてください。
相談窓口は自治体や厚生労働省でも設けています。
新型インフルエンザの潜伏期間は人によってまちまちです。感染翌日には高い発熱をする人もいますし、4~5日目に症状が現われる人もいます。
経過の観察も大切ですが、発熱が何日も続いたり、嘔吐や下痢をしたり、呼吸困難、意識混濁の状態に陥ったりした場合は、すぐに指定の医療機関を受診し、タミフルやリレンザなどの、抗ウイルス薬の処方を受けましょう。
指定の医療機関は、上記の相談窓口で教えて貰えます。
熱が下がったら治癒したと考えがちですが、まだウイルスを保持した状態にあるため、一週間程度は外出を控えた方が良いとされています。
罹患したら他の人に感染させないことも気を付けなければなりません。
でもやはり、インフルエンザは感染しないことが大切です。そのために、毎日出来る予防対策を地道に実践して行く、こうしたささやかな努力が身を守る術となるのです。
